『4ever Lovers』評価フィードバック
先月、アルファポリスにて創作BLシリーズ『4ever Lovers』の評価申請を行い、本日フィードバックを頂きました。プロの方に絵の評価をして頂くという経験が生まれて初めてだったのでとんでもなく緊張しましたが、大変有難かったです。お忙しいところを拙作のために時間を割いて頂き、編集部の担当者様にこの場を借りてお礼申し上げます。
以下が、頂いた評価シートです。それを踏まえての今後の課題も考えてみました。
考えていたより遥かに高評価すぎてビックリでした。有難すぎる。
実は最近、自分の絵の下手さ加減にへこみまくっていたので、画力を高く評価して頂けたのは、本当に驚きで素直に嬉しかったです。また、本作では多様な人種のキャラクターを扱っているため、描き分けの点でもお褒めのお言葉を頂けたことはとても励みになると同時に、安心もしました。
続くキャラクター力、構成力、斬新力に関しては、日ごろ私が思っていることとほとんど100%といっても過言ではないくらい同じで、やはり他者の目から客観的に見てもそうなのかとあらためて確認できて良かったです。いくら恋愛をメインに据えたいとは思っていても、彼らの仕事のエピソードなどももっと挿入したほうが話にメリハリがぐんと増しますもんね。
そして、毎回ネームを切るたびに思うのが、1ページ内の吹き出しの多さです。台詞すべてが長いわけではないとは思いたいのですが、とにかく画面がうるさいんですよね。そりゃ視点移動だって多くなるに決まってます。試しに他の方のBL漫画を読んでみると、1ページの吹き出しが少ないです。へたすると3つくらいしかないときもあるのに流れはごく自然です。
つまり私には、それだけ絵そのもので語る力が不足しているということですね。この点をプロット段階からもっと工夫して、ページ数を伸ばさず、台詞を効率的に削っていけるようにしたいと思います。もちろん、大切な演出や台詞はきちんと押えることは忘れずに。
それから、作品のインパクト。これが最も難しいかもしれない。正直、本作を描き始めた当初から、「どこにでもありそうなテンプレ詰めたBLだな」と作者の私ですら思っていたので(笑)
以前、旧ブログでも書いたのですが、商業化を目指しているわけでもないし、特に何も起こらない凪状態の恋愛と日常をダラダラ描いていけたらいいなという思いが、そのまま出ているからだと思います。だから、元々斬新な展開を考えずに描いていたから当然の評価と言えばそれまでです。むしろ3点も頂けて感謝しかないです。
幸いなことに、本作はまだあと何作も漫画化を控えている原案があるので、ここから心機一転、今回頂いた評価を糧により多面的に構成も練り直していきたいと思います。読者の方にとって読みやすい、分かりやすいに越したことはありませんから。目下のところ、吹き出しを少なくして漫画1本の尺をどう縮めるかが課題ですね…!いや~ほんとどうしよう!?(笑)